鋳造に対する鍛造の優位性
従来、非鉄金属の成形には、素材を溶かして砂型で固める鋳造や切削が用いられて来ました。ところが、鋳造は砂型を使う為粉塵等が発生して作業環境が悪く、ロストワックス法を用いても製品に「ス」(湯流れによって発生する空洞)が入り易く、ガラが大量に発生して歩留まり面にも問題があります。
鍛造は、金属素材を切断・加熱し、これを金型(DAC又はSKD材)にあてがい、150トンから最大1,000トンまでの圧力を加えてプレス成形する為、「ス」は皆無で、安定した品質を有します。ロストワックス程では無いにせよ、中空鍛造技術を用いる事で、上下左右方向からの変形も可能で、何と言っても工程中に生じた切断屑やバリ抜き屑も資源として再利用出来る為省資源に貢献し、元からの金属素材(銅、黄銅、アルミニウム等)の為、合成樹脂特有の有害ガスや環境ホルモン等を一切発生せず、正に地球環境に優しい製造法と言えましょう。
鍛造の種類
温度別:熱間鍛造(300℃以上)、温間鍛造(200℃前後)、冷間鍛造(常温)
素材別:鉄鍛造、非鉄鍛造
方式別:フリー鍛造、型鍛造
※当社では金型を使った非鉄の熱間鍛造を採用しています。
鍛造の工程
原材料購買・受入
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原材料の切断
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![]() 切断された原材料 |
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加熱及び鍛造
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加熱した素材を金属金型(上下)に置き、水溶性の離型剤を掛けて、150トンから最大1,000トンまでの圧力を加え、成形します。
![]() 加熱材料投入→ |
![]() プレス→ |
![]() アンロード |
バリ抜き
鍛造直後の製品はいわゆる「バリ」が出ている為、これを45トンから120トンクラスのプレス機で取り除きます。
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![]() バリ抜き後のワーク |
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バリスリ(必要に応じ)
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ショットブラスト
ショットブラストにより、製品表面に付着したスケールを取り除きます。以前はスケールの除去に塩酸や硝酸等を使う「酸洗い」が主流でしたが、公害問題や地球環境保護の観点から水質汚濁を起こさないショットブラストに変わりつつあります。
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![]() ショットブラスト後のワーク |
機械加工(必要に応じ)
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品質検査・出荷
各工程中、又は出荷時に品質検査を実施し、お客様や後工程に出荷します。また、必要に応じて後加工や組立を行います。